全国で良質な筍の産地として知られている本市北西部にある向日丘陵の竹林。 この竹林の景観を保全するため、環境整備(放置竹林対策・不法投棄防止)を行い、向日市特産の孟宗竹を使って平成12年度から整備されてきたのが、「竹の径」です。 「竹の径」は、竹の枝を束ねた「竹穂垣」をはじめ、丸みを帯びた古墳の形を表現した「古墳垣」、かぐや姫の十二単衣の襟元をイメージした「かぐや垣」などオリジナルを含めて、8種類の竹垣が整然と連なる全長約1.8kmにおよぶ竹林道です。 「全国遊歩百選」「歩きたくなるみち500選」等に認定され、また「京都府景観資産」「京都府文化的景観」に選定されるなど、市内外を問わず竹林浴の地として親しまれています。 また、「竹の径」を構成している竹垣は、地元竹産業に携わる6つの業者で構成された向日市竹産業振興協議会が、この地域産出の竹材(竹の枝など)を用い、整備したものです。 竹の径 受賞一覧 国土交通省 手づくり郷土賞 日本ウォーキング協会 美しい日本の歩きたくなるみち500選 京都府 景観資産 京都府 文化財(文化的景観)
①周辺;矢印方向へお進みください。 ②周辺(左手にテニスクラブ、スポーツクラブがあります) ②周辺 ③周辺(中垣内交差点) ④周辺(左手にセブンイレブンがあります) ⑤周辺(直線の坂道を登ります) ⑥周辺(看板を右へ) ⑦周辺(看板を左へ) ⑧周辺(右手に桓武天皇・皇后陵)
竹垣 「竹穂垣」 選別した竹の枝のボリュームを十分に生かした美しい作りになっており「竹の径」で最も多く使われています。 「来迎寺垣」 物集女町にある紫雲山来迎寺にちなんでいます。長めに切り揃えられた竹穂垣と扉の配置が特徴的です。 「かぐや垣」 竹筒と竹穂のバランスが優しい雰囲気を醸しだす珍しい竹垣。竹筒の長短によりかぐや姫の着る十二単衣の襟元をイメージしています 「物集女垣」 中世の物集女城壁をイメージし、竹の表面を縦横に配するなど竹本来の美しさを強調しています。 「寺戸垣」 地元寺戸町に由来し、格子の間から見える竹林がまた違った趣となるよう、結び目の位置や格子の間隔に職人の技が生かされています 「古墳垣」 寺戸大塚古墳の前に建ち、前方後円墳の丸みを帯びたイメージが細部にわたるまで職人の技で生かされています。 「深田垣」 寺戸町を流れる深田川に由来し、キラキラと輝く川面をイメージしています。 「海道垣」 “中海道”や“御所海道”といった地元物集女町の地名に由来し、無限に波打つ海の道をイメージしています。